第3回目の講座の様子、今回は参加者でもあった、政治経済学部高山助手におよせいただきました。(↓)
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2009年11月27日(金)、第3回政治経済学術院特別講座が開催されました。
今回の講師は、日本において現代政治理論研究をリードする齋藤純一教授。
タイトルは「デモクラシーと社会統合」。
社会統合がもつ問題点と同時に、現代社会におけるその必要性と可能性を、最新の政治理論を駆使して解説していきます。
しかしなぜ「社会統合」なのでしょうか。
むしろ社会統合の過剰(社会によって〈生き方〉が強いられること)を問題にし、人間の差異や複数性に関心を抱いて研究してきた、とご自身の研究生活を振り返る齋藤先生。
ところが今日、社会的統合よりも社会的排除が深刻な問題になっているため、今後はむしろ社会から排除され、社会に背を向けて生きつつある人びとをいかに社会のなかに統合するかが政治の最大の課題である、と分かりやすく説明して下さいました。
穏やかな語り口のなかにも垣間見える鋭い問題意識と分析眼。実に密度の濃い1時間半でした。
ところで、今回の受講者にはテレビや出版関係の方、あるいは大学院生が目立ちました。
日本の政治理論をリードしてきた齋藤先生は、日本で「公共性」というテーマにいち早く注目し、その基礎理論を築きましたが、今度の関心は「社会統合」、ということでこれに注目した目利きが集まりました(最近、岩波の〈自由への問い〉というシリーズで『社会統合』という編著を出版されました)。
政治理論や政治哲学と聞くと少し難解なイメージがありますが、それでも、これからの時代を先取りした理論に貪欲な関心をもつ卒業生のセンスにあらためて感銘を受けました。
(高山)

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